先日のNHKの「仕事学」では、家具メーカーのニトリが紹介されていました。
ニトリでは、自動車メーカーの幹部をスカウトして、
品質管理部門を立ち上げて、家具そのものの品質はもちろん、
クレームを減らすこと、コストを下げることなど、
会社発展の大きな飛躍に貢献しています。
ところで、今日のクイズ。
そんな品質管理のトップである、自動車メーカーの幹部をどこで見つけて、スカウトしたでしょうか?
というのが今日の問題。
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品質管理の人材をスカウトした場所、
それは飛行機の中だそうです。
当時、二人とも別の会社だったそうですが、
中国に出張する機会があって、お酒を飲んで親しくなったそうです。
ニトリの似鳥昭雄社長は、この時から会社に来てほしいと思っていたそうです。
その後、自動車メーカーの工場に見学に行ったり、食事会をしたりして、親しくなって退職後にスカウトに成功したそうです。
仕事学
2011/08/17放送分
ニトリ・不況をチャンスに変える
第3回 常に前例を否定せよ
○品質業務開発室の立ち上げ
・2006年、品質業務開発室を立ち上げた
・元ホンダの中国支社の社長を招いた。
・家具はエンジニアリングではなく、感じニアリングだった(元ホンダ中国支社長、現ニトリ専務さん)
○品質管理をするために何をしたか?
・海外の工場を回って、不良品をなくす取り組みをした。
・引き出しのレール。それまでは、位置がずれることがあった。それまでの工程では、検品は完成してから。
・自動車メーカーの発想でこれをなくした。治具とよばれるものを導入。不良品を大幅に減らすことに成功。
・品質が上がり、コストも下がった。
・品質が悪いと交換してクレーム。しかし、基本が悪いとまただめになる。
・クレーム費用の削減とか、店舗の手間暇をさげた。合理化、品質を上げると一石三鳥くらい
・品質改善室を立ち上げて、21人集めた。
・それまでは、一般的な家具の検査部門しかなかった。
・品質管理部を立ち上げて5年たって、劇的に効果があった。自社工場だけではなく、取引先の工場にいく必要がある。
・まずは、整理整頓や衛生からはじまった。材料も一等材を使う。
・完成品でだめなものををカットするのではなく、第一工程、二工程でチェックして、出来上がりは全部引き取るくらいの感覚で。
社長のきさくで明るい性格ももちろんですが、
普段から問題意識をもっていないとできない行動ですよね。
昔、マイクロソフトの西さんが、京セラの稲盛会長と飛行機の中で、
会って話をして投資をしてもらったというお話もあったと思います。
(管理人の記憶によると・・・ちょっと定かでないですが)
飛行機の中って、結構大事な人脈を築く機会なんですね。
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仕事学のすすめ
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